頭が痛くて辛いときには、市販の薬を飲んで何とか生活している、という人は意外と多く、中には、吐き気やめまいを伴い寝込んでしまう人や光や音に過敏になって日常生活を送ることができない時間がある人、頭痛が頻繁で怖いひとなど、様々な症状に苦しんでいる人もいます。頭痛は、誰でも経験したことがあり、風邪や疲れなどでも起こりやすいため、かなり強い痛みでなければ軽視される傾向がありますが、風邪などの原因がはっきりしている頭痛以外の痛みが、継続していたり、定期的に起こったりする人は、頭痛外来に行って、きちんと診てもらうことをおすすめします。頭痛の原因はさまざまですが、頭痛外来では、命にかかわる頭痛かどうかを判断してもらうことができるので、きちんと診てもらうことで治療に進んだり、安心することができます。また、命にかかわらない頭痛であっても、原因や痛みの種類を診断してもらうことで、痛みのコントロールができるように治療やアドバイスをしてもらうことができます。

特に、痛みや痛みと同時に起こる症状が強くて、日常生活がつらい人や日常生活に支障がある人にとっては、痛みのコントロールは、生活の質を向上させるために大変重要です。自己判断では、解決できないことがたくさんありますが、頭痛外来で専門家に診てもらうことで、頭痛が軽減して、楽しく過ごすことができるようになることは、とても多いのです。頭痛を我慢して暮らしている人は、頭痛外来に行った方が良い人です。