超音波検査は超音波を人体等のような対象物に当て、その反射を映像化することで対象物の内部の状態を調べる画像検査法の一種です。通称エコー検査とも言われています。超音波検査を受ける前に、部位によっては食事・排尿が制限されます。検査当日は空腹でいらした方が良いです。

排尿も検査2時間前は厳禁です。超音波は液体を良く通す性質があります。尿が溜まっていた方がかえって診断しやすいです。検査時は身体と機械の密着度を高めるためにゼリーを付けます。

超音波が空気を通さないためです。身体への影響がないため、繰り返し行うことができます。超音波検査では腹部・頸動脈・甲状腺・乳腺・心臓・下肢動脈・下肢静脈等の状態を調べます。腹部では主に肝臓・腎臓・膵臓・子宮等を検査し、肝脂肪・動脈瘤・良性腫瘤・悪性腫瘤等の疾患を発見できます。

頸動脈では視覚的に動脈硬化の診断が可能です。甲状腺や乳腺では甲状腺の大きさや乳腺症の有無を調べることができます。心臓ではその大きさ・筋肉の動き・弁の状態を観察することで心筋梗塞・心臓肥大・弁膜症・弁天性疾患の有無や心不全の程度を調べることができます。下肢動脈・下肢静脈では血栓・動脈瘤・静脈瘤等がないか調べることが可能です。

このように、超音波検査を利用することで体内の多くの情報を得られ、健康管理に大いに役立てることが可能になります。健康診断でも検査ができますから、年に一度は検査することをおすすめします。